海外スタートアップのメリットとデメリット

海外のスタートアップで働きたいですか?海外のスタートアップってどんな働き方?注意点は? など

本記事ではそんな疑問にお答えします。

この記事を書いている人は海外のスタートアップで働いたことがあるカナダ在住のお父さん。今まで日本で日系企業と外資系企業で働いてきました。現在はカナダの現地企業で働いています。

自分の能力を十分に発揮できる環境の一つとして海外のスタートアップで働くのも一つの選択肢。その前に日本の企業との違いと働こうと考えている企業の成長のタイミングを調査しましょう。いきなり日系企業から外資系のスタートアップで働くことは少しハードルが高いので注意が必要。では、本題に入る前に日系企業と外資系企業の違いを比較します。

責任、役割、自立、向上心

外資系企業では仕事の役割が明確で高い責任感が求められます。そのため、自分の役割を明確にし、責任も持って達成する必要がある。自分で考えて行動。他人には頼らず、自立心がないと成果がでません。自分で考えて行動するには新しい知識や情報を手に入れる必要があり、向上心が高く、自ら進んでセミナーや異業種交流会などに参加し、知識とネットワークを広げましょう。

とにかく結果が求められるので効率よく達成するために日々頭を使わなければなりません。日系企業で私も体験したことがあるミーティングの前のミーティングは時間の無駄なので行いません。そしてメインのミーティングでも何をいつまでに誰がやるのかが決まればときには30分以内でミーティングが終了。とにかく効率を求められ、転職する際に面接でも自分の推し進めたプロジェクトでプロセスを◯◯分を短縮されたと数値で効率化を達成した事例などはとても評価されます。

外資系企業とスタートアップの違い

キーワードで表すと急成長ボーダーレス柔軟性です。

まず急成長ですが、スタートアップはビジネスモデルがしっかり確立されている場合が少ないので、ある一定のKPI(Key Performance Indicator )を急激に成長させなければなりません。それを元に投資家から追加投資を得たり、M&Aのチャンスを狙うので、とにかく会社が掲げたKPIの数値を急激に伸ばすことが必要。スタートアップの求人を見るとよく出てくる言葉でGrowth Hackerという言葉。これはGrowth = 成長をHackする人 = 物を叩き割るや切り払う人を意味。

とにかく成長のためにマーケットを切り開く人という人材です。

ボーダーレスは自分の仕事範囲以外でも会社に貢献するマインドを持っているかが重要。新しい拠点を立ち上げる時や新事業を立ち上げる時は一人で色々な仕事内容をこなさなければなりません。スタートアップでも同じで、自分の役割以外のことも進んで行う必要があります。

最後の柔軟性はボーダーレスの役割以外の仕事への取り組みやビジネスモデルをピボットする必要がある際に柔軟に対応する能力が求められます。スタートアップのあるあるストーリーですが、当初予定していた消費者の需要とは違う需要が分かりその需要に合わせたビジネスを展開したということが良く聞かれます。そうすると自分の最初の知見や経験とは違う仕事内容を行わなければならなくなるので、それにも柔軟に対応する能力が求められます。

では、今までの情報を元に海外スタートアップで働くメリットデメリットをご紹介しましょう。

メリット

・自己裁量範囲が幅広い。上長にいちいち承認のサインなど貰わなくても口頭レベルでOKをもらい進めていくこともできる。これは将来起業家になりたい方や自分でなんでもやってみたいと思っている方にとても魅力的な働き方。

・採用時にストック・オプションがある場合、会社が本当に成長した時に大きな利益を上げることができる。IPOやM&Aによるイグジットにより持ち株を売却することができる。

デメリット

・超成果主義。成果の期待がとても高く、短い期間で成果を上げなければなりません。

・会社の信用 = 知名度がない。業務提携などアライアンスを組む時や営業する際に知名度がないので信用してもらえない。お客さんも長期的に安定した商品・サービスが提供されないとその対価に見合ったお金を払ってくれない。

テイクアウェイ(まとめ)

ミーティングやプレゼンの最後に英語で「まとめ」として良く使う言葉です。(覚えておきましょう)ここではメリットとデメリットを両者2つを上げていますが、責任が増えれば、成果を求められるはどこの会社でも同じですね。しかし、ここでとても重要なことは信用です。特に海外のスタートアップが日本で事業を展開する場合、会社の信用はとても大きなネックになります。日本でも大企業で働いていた方が独立した方のプロフィールを見てみてください。どれも◯◯企業で◯◯をしていました。と大手企業の名前を前面に出すことで信頼と信用をアピールしています。日本では海外スタートアップがこの信頼と信用をいち早く獲得することが急成長できるかできないかの大きな要因となるでしょう。まずは外資系企業で外資系の働き方やカルチャーを学ぶのも良いでしょう。チャレンジしてみたい方は転職エージェントに相談しましょう。外資系企業への転職はJAC Recruitment

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