この記事を書いている人はカナダ在住でカナダへアイスホッケー留学したお父さん。今まで数多くのスケート靴を購入。子供がアイスホッケーをスタート!我が家に現在7足もスケート靴がある。初心者や子供が初めてスケート靴を購入するときに気をつけたほうが良い点などをシェア。予算→サイズ→オススメの順。
結論
- 高額品は必要ない
- ブランドはCCMかBAUER
- スポーツ用の薄い靴下がオススメ
- 初心者はキツめに靴紐を結ぼう
- サイズはピッタリのモノを(大きめはダメ)
アイスホッケーのスケート靴の選び方【初心者】
初心者が初めてスケート靴を購入するときに心配なことは:
- 足が痛くなったらどうしよう?
- 日本人は幅広のサイズを選ばないとダメ?
- 安いスケート靴と高いスケートの違いは?
目的に合ったスケート靴を選ぼう
一番最初に考えることはあなたは何故、スケート靴が必要なのか?目的をハッキリさせること。アイスホッケーを始めるから? スケートを楽しむだけ?
スケートを楽しむだけ
一番安いスケート靴で十分。コスト重視。中古も視野に入れよう。
アイスホッケーを本格的に始める
チームに入る前提でスケート靴を購入するなら、中長期的な視点で選ぼう。大人なら足のサイズがこれ以上大きくならないので、スケートとホッケーが上手くなった前提で靴を選ぼう。子供は足がこれから大きくなるので、そこまで慎重になる必要なし。
高いスケートと安いスケートの違い(ざっくりした目安)
低価格帯のスケート靴はくるぶし周りが柔らかい(柔らかいと言っても十分硬く足首はサポート)。足首のプロテクションが高価格帯のスケートと比べると低い。高価格帯のスケート靴はくるぶし周りが硬い。手で押しても変形しにくい。パック当たっても足首をしっかり守ってくれる。
サイズはジャストフィット
子供は成長するので大きめを選びがち。でも、足がブーツの中で動くと氷を蹴る力がでない。バランスも上手く取れない。特にスケートがまだ上手に滑れない段階は靴が足のサイズに合ったスケート靴を選ぶのがオススメ。買い換える予算も考慮して、低価格帯のスケート靴を選ぼう。
なぜ、初心者は低価格帯でも大丈夫なのか?
初心者、特に子供は力が弱く、スラップ・ショットを打っても早いシュートが打てない。パックが足首に当たってもダメージは低い。ボディーチェックなども小さい子供は禁止されているので、そこまで心配する必要はない。小学生なのに毎回5万円以上するスケート靴に買い換える必要なし。
大人の靴選び(目安)
・中から高価格のスケート靴
子供の靴選び(目安)
・低から中価格のスケート靴
初心者は足首が不安定。
初心者の特徴は氷上でバランスが取れない。足がハの字になってしまう。細いスケート刃に体重をのせて体重移動ができない。これが原因でどうしても足首に負担がかかる。これを回避するために靴紐はしっかり結ぼう。特に足首付近はキツめに。
靴を試すときの靴下は薄手を選ぶ
靴下は薄手のスポーツ用(ハイキングなど)の通気性の良いモノがオススメ。分厚い靴下は足が痛くなる原因。縫い目の部分がブーツと擦れて痛くなる。私はハイキング用に買った薄手で通気性の良い靴下を使用。アイスホッケー専用ソックスもあるので、これもチョイスの一つ。
アイスホッケーのスケート靴の価格帯【予算】
大人と子供(ジュニア・ユース)で価格が違う。注意:参考のため、BAUERのスケート靴のみ表示。
- シニア:高校生から大人
- ジュニア:小学生から中学生
- ユース:小学校低学年まで
大人(シニア)のスケート靴の価格帯
約12万円〜約1万2千円ぐらい。
高価格帯は10万円以上!2021年1月時点で購入できるBAUERの高価格帯のスケート靴はこちら。1,149.99カナダドル(約9万5千円)。
でも、日本で購入すると少し割高。約12万円。
中価格帯のスケート靴はカナダでは約200カナダドル〜800カナダドル(約1万6千円〜6万5千円)。この価格帯が一番売れ筋なので、セレクションが多い。
日本で購入すると少し割高。約4万〜9万円。
低価格帯のスケート靴はカナダでは85カナダドル〜110カナダドル(約7千円〜9千円)。
日本で購入すると約1万2千円。
子供のスケート靴の価格帯
子供用のスケート靴はユース (Youth)が7歳以下。ジュニア(Junior)が7歳〜14歳ぐらい。ざっくりした目安は小学校低学年まではユース。小学校低学年から中学生がジュニア。あまり見ないが、インターミディエイト(Intermediate)という10歳〜14歳ぐらい向けのサイズもある。
ジュニア (Junior)
7歳〜14歳ぐらい。
低価格帯のスケート靴。カナダでは85カナダドル(約7千円)。
日本で購入すると約1万円。
中価格帯のスケート靴。カナダでは160カナダドル〜300カナダドル(約1万3千円〜約2万5千円)。
日本で購入すると約2万3千円〜3万円。
高価格帯のスケート靴。カナダでは520カナダドル〜850カナダドル(約4万3千円〜約7万円)。
日本で購入すると約5万5千円〜7万6千円。
ユース (Youth)
7歳以下。
低価格帯のスケート靴はカナダでは110カナダドル(約9千円)。
日本で購入すると約9千円〜1万1千円。
中・高価格帯のスケート靴。カナダでは220カナダドル(約1万8千円)。
日本で購入すると約2万2千円〜2万7千円。
アイスホッケーのスケート靴のブランド【メーカー】
スケート靴を販売しているメーカー(メジャーな企業)は5社。その中でも、BAUERとCCMが大きなシェアを占めている。ということで、BAUERかCCMを買えば間違いない。
5大メーカー
- Bauer
- CCM
- Easton
- Graf
- Reebok
じゃあ、どっちが良いの?
これは履いてみないと分からない。日本人の足は一般的に足の甲が平で幅広。同じサイズの靴を履き比べて、足の甲と幅がシックリくる靴を選ぶ。
アイスホッケーのスケート靴のサイズ
サイズを把握するのが一番めんどくさい。運動靴もメーカーによってサイズが若干違うのと一緒。スケート靴もCCMとBAUERでは、履き心地とサイズが少し違う。ここで表示しているのはUS、Euro、UK、そして日本で使っているセンチメートルの目安。
大人(シニア)靴のサイズ
- 必ず試着しよう。
スケート靴のサイズ | US | Euro | UK | cm (センチ) 目安 |
6 | 7.5 | 40.5 | 6.5 | 25.5 cm |
6.5 | 8 | 41 | 7 | 26 cm |
7 | 8.5 | 42 | 7.5 | 26.5 cm |
7.5 | 9 | 42.5 | 8 | 27 cm |
8 | 9.5 | 43 | 8.5 | 27.5 cm |
8.5 | 10 | 44 | 9 | 28 cm |
9 | 10.5 | 44.5 | 9.5 | 28.5 cm |
9.5 | 11 | 45 | 10 | 29 cm |
10 | 11.5 | 45.5 | 10.5 | 29.5 cm |
10.5 | 12 | 46 | 11 | 30 cm |
11 | 12.5 | 47 | 11.5 | 30.5 cm |
11.5 | 13 | 47.5 | 12 | 31 cm |
12 | 13.5 | 48 | 12.5 | 31.5 cm |
13 | 14.5 | 49 | 13.5 | 32 cm |
14 | 15 | 50 | 14.5 | 32.5 cm |
中学生から高校生(ジュニア)靴のサイズ
スケート靴のサイズ | US | Euro | UK | cm (センチ) 目安 |
1 | 2 | 33.5 | 1.5 | 21.5 cm |
1.5 | 2.5 | 34 | 2 | 22 cm |
2 | 3 | 35 | 2.5 | 22.5 cm |
2.5 | 3.5 | 35.5 | 3 | 23 cm |
3 | 4 | 36 | 3.5 | 23.5 cm |
3.5 | 4.5 | 36.5 | 4 | 24 cm |
4 | 5 | 37.5 | 4.5 | 24.5 cm |
4.5 | 5.5 | 38 | 5 | 25 cm |
5 | 6 | 38.5 | 5.5 | 25.5 cm |
5.5 | 6.5 | 39 | 6 | 26 cm |
小学校低学年まで(ユース)靴のサイズ
スケート靴のサイズ | US | Euro | UK | cm (センチ) 目安 |
8 | 9 | 26 | 8.5 | 15.5 cm |
9 | 10 | 27 | 9.5 | 16.5 cm |
10 | 11 | 28 | 10.5 | 17.5 cm |
11 | 12 | 29.5 | 11.5 | 18.5 cm |
12 | 13 | 31 | 12.5 | 19.5 cm |
13 | 1 | 32 | 13.5 | 20.5 cm |
ユースは数字の前に「Y」と書かれている。
サイズは3つの要素からなる
- 長さ
- 幅
- 体積(甲の高さ)
靴幅
- CCM: R (Regular = レギュラー、普通幅) < EE <EEE (超幅広)
- BAUER: D (普通幅) < EE <EEE (超幅広)
ちなみに私と子供はRかD。特に幅広を買う必要はなかった。
靴のタイプ(CCM)
つま先からカカトまでのサイズに違いあり。自分の足の形とフィット感を要確認。
- SUPER TACKS:全体的に幅広。
- JETSPEED:つま先が細め。
- ROBCOR:ブーツが柔らかめ、カカトが左右対称。
靴のタイプ(BAUER)
つま先からカカトまでのサイズに違いあり。
- VAPOR:つま先が細め。全体的に幅狭。
- SUPREME:幅は中ぐらい、カカトが左右対称。
- NEXUS:ブーツが柔らかめ。全体的に幅広。
足の甲の高さ
最近のスケート靴は足の長さ、幅の次に足の甲の高さ(体積)も考慮。3つの要素を組み合わせて自分に合ったスケート靴が選べる。BAUERはFIT 1, 2, 3の3段階。
オススメのスケート靴【大人と子供】
人によって足の形が違うので履き比べて決めよう。自分の足にシックリくるメーカーが見つかったら。
大人にオススメ
中価格帯の2万〜4万円台のスケート靴(予算次第)。型落ちの上位モデルを中価格帯で購入するのも◎
子供にオススメ
低価格帯の1万円台のスケート靴
我が家では子供のスケートは低価格帯の新品(型落ちモデルをセールで購入)。そして、中古のスケートも購入してきました。今まで足が痛くて履けなかったスケートはない。自分のスケートは新品で一番安いモノを購入。たまに子供とスケートするにはこれで十分。スケート靴の寿命は2〜3年と書いてあるサイトもあるが、大人なら5年〜10年は十分使えるよ。一生モノとして購入するならブレードが交換できるモノを選ぼう。
スケート靴と一緒に購入すると便利なアイテム
ブレードガード(カバー)
スケートの刃を守るブレード・ガード(カバー)。2種類ある。ソフトかハード。オススメはハード。理由はガードを付けたまま歩ける。たまに屋外や特別に作られたスケート場でトイレ行くのに地面がセメントやアスファルトでスケート靴を脱がなければいけないことも。ハードタイプだとスケート靴を履いたまま移動可能。それとハードならバッグの中で大きな衝撃が加わってもブレードをしっかり守ってくれる。子供用に買うなら絶対にハードタイプがオススメ。靴を脱がせたりする手間が省ける。子供のスケート靴用にハードタイプを購入する方はガードの余った部分をしっかり残しましょう。むやみにブレードにビッタリで切るとスケート靴が大きくなった時にまた新しいガードを購入しなければいけない。余計な出費を避けられる。
最初に買った一番小さいスケート靴(Y8)のブレードカバーが成長と共に使えなくなる。Y8用に切ったブレードカバーをY12に付けた。。。
ブレードを拭く布(タオルの切れ端)
練習や試合が終わった後はしっかりブレードを拭きましょう。古いハンドタオルやバスタオルの切れ端がオススメ。水をしっかり吸水してくれないとブレードが錆びる。拭く時に注意する点はブレードが付いている白い部分と靴全体をまんべんなく拭くこと。ブレードだけ拭いても靴全体に水が付いているとそれが滴り落ちて、ブレードが錆びる。
ブレードガード(カバー)の中もしっかり拭き取り、家に帰ったらブレードカバーを外して、乾燥させよう。ブレードカバーの中は穴が空いていて、水が流れ出る仕組みだが、どうしてもブレードに水が付いて錆びちゃうので注意。錆びつくとブレードカバーの下に錆が残る。しっかり歯ブラシなどを使って錆を落としてから使おう。
ブレード研磨を忘れずに
新しいスケート靴や中古を購入したら必ずブレードを研磨しよう。エッジがないとグリップがなく、クロスオーバーやストップがやりにくい。