そんな疑問にお答えします。
この記事を書いている人は子供が5歳時に腕の骨を折ったお父さん。実際に試した対処法と食事法をご紹介しています。
骨について
骨の繋ぎ目の名前を「骨端線」(こつたんせん)と呼び、ここが伸びで体が成長する。英語ではグロースボーンと呼ぶそうです。グロース(成長)のボーン(骨)。そのつなぎ目の部分が折れると通常よりも安静が必要らしいが、今回はそうじゃなかったので、家にいる時は腕をスリング(アームストラップ)をして少し高い位置に腕を置いて安静に。しかし!そんなことを5歳の男の子にさせるのは無理でした。激しい運動ができないのでストレス発散のため、いつも家の中で走り回っていました。
ギブスについて
正式名称はギプス。今まで間違っていました!オランダ語が語源で、Gips(石膏)からきています。腕を固定するために使ったので、もちろん腕を曲げることはできないので、ギプスの中が痒くなり、これが子供にとっても一番つらそうでした。その時に役に立つのがお箸!子供の自分なりに考えて勝手にお箸を探してきて、先が細いお箸を使いそれをギプスに入れ、掻いていました。中々使い勝手が良かったみたいです。
ギブスを取る時の様子はこちから。切った後がチョー汚い。。。肌も荒れています。
お風呂
濡れないようにゴミ袋を輪ゴムで留めるのが毎回面倒!ギブスは包帯みたいでグラスファイバー素材でできていて、お高いがゴアテックスの素材もあるらしい。ちょうど、ギブスを外す時にいた家族のお母さんがお医者さんらしく、小声でゴアテックスの高い素材を使ったと担当医に話しているのを立ち聞きした。ギブスはめちゃくちゃ硬いのでこれでラリアットされるとチョ~痛いで要注意!うちの娘も顔に当たって泣いていました。
ギプスの手入れ方法
ほぼ100%汚れます。内側に汚れが入ると不衛生で、腕がかゆくなってきます。その際に活躍するのが細くて長いモノ。家では使わないお箸を活用。中が湿ってしまうとカビの原因になるのでドライヤーなどで風を送り乾燥させましょう。
子供の食事
子供の回復は早いと聞きますが、レントゲンを見ても1ヶ月経過していますが、骨はしっかりくっついていません。まだ骨と骨の間に線がみえて、その間に骨が成長しないと完全に完治とはいえない。早く治すためにもカルシウムを多く摂って骨の成長を早めましょう!調べたところ骨の成長に必要な栄養素は3つ。*摂取量は1日の目安
カルシウム
・骨や歯などを作る栄養素
・5歳の子供の場合は550ー600mgの摂取が推奨
(ちなみに成人推奨量は650ー800mg)
・牛乳のカルシウム含有量と吸収率は高く、コップ1杯(約210グラム)で227mg
・プロセスチーズ1枚20gで126mgのカルシウムが摂取できるので、353mg
・煮干し10尾20gでカルシウム:440mg
100gあたりの含有量トップ10
食材 | 含有量(mg) |
干しえび | 7,100 |
煮干し | 2,200 |
桜えびの素干し | 2,000 |
えびの佃煮 | 1,800 |
ひじき(乾) | 1,400 |
えんどう豆(塩豆) | 1,300 |
パルメザンチーズ | 1,300 |
ごま | 1,200 |
桜えび | 690 |
プロセスチーズ | 630 |
ビタミンD
・カルシウムの吸収と骨代謝を助ける
・5歳の子供の場合は2.5μgの摂取が推奨(最大30μg)
(ちなみに成人推奨量は5.5μg)
・煮干し10尾20gでビタミンD:3.6μg
・鮭やスモークサーモン50gで約15μg
・カシューナッツ10gで2.8μg
100gあたりの含有量トップ10
食材 | 含有量(μg) |
きくらげ(乾) | 440 |
あんこうのきも | 110 |
しらす干し(半乾燥) | 61 |
いわし(丸干) | 50 |
たたみいわし | 50 |
身欠きにしん | 50 |
すじこ | 47 |
しらす干し(微乾燥) | 46 |
いくら | 44 |
かわはぎ | 43 |
ビタミンK
・骨にカルシウムを定着させる
・5歳の子供の場合は70μgの摂取が推奨
(ちなみに成人推奨量は150μg)
・ひきわり納豆40g(1パック)あたり372μg
100gあたりの含有量トップ10
食材 | 含有量(μg) |
抹茶(粉) | 2900 |
カットわかめ(乾) | 1600 |
せん茶の茶葉 | 1400 |
ひきわり納豆 | 930 |
パセリ | 850 |
しそ | 690 |
わかめ(素干し) | 660 |
味付けのり | 650 |
モロヘイヤ | 640 |
納豆 | 600 |
なぜ、ひきわり納豆のほうがビタミンKが多いのか?
調べていて「なぜ?」と思ったので理由をシェア。皮を取り除いているのと細かく砕かれてるので納豆菌の付着する部分が増え、粒の納豆に比べ、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、ビタミンKの含有量が約1.5倍ほど多くなる。また、ひきわり納豆は皮がないので食物繊維の量が少し少なくなり、でもその代りに消化しやすいとのこと。
ということで、子供が食べれそうな食事でカルシウム、ビタミンD、ビタミンKが多く含まれているレシピはこんな感じ。
朝食
朝ごはんにご飯にひきわり納豆(ビタミンK372μg)。牛乳をコップ一杯(カルシウム227mg)。
カルシウム:227mg(目標:600mg)
ビタミンK:372ug(目標:70μg)*既に達成!
ランチ
スモークサーモン(ビタミンD 15μg)とプロセスチーズ1枚(カルシウム 126mg)の入ったサンドイッチ。
カルシウム:126mg(合計 353mg摂取。目標:600mg)
ビタミンD:15ug(目標: 2.5μg)*既に達成!
おやつ
煮干し10尾20g
カルシウム:440mg(合計793mg 摂取。目標:600mg)*目標達成!
まあ、これを毎日食べるとさすがに飽きるので、チーズや味付けのりを取り入れたりして、上手く料理すれば朝、昼、おやつ、晩と4回の食事のチャンスに組み込めると思います。
足首を捻挫した時は骨折を疑おう
余談ですが、子供がまた骨折をしました。今度は足首を捻挫して、剥離骨折。。。子供の捻挫は大人と違って要注意。捻挫したときの対処法と注意点をまとめました。よかったらこちらもどうぞ。