フレンチイマージョンってなに? カナダでトライリンガルを目指す!?

フレンチイマージョンってなに?どんな授業があるの?学校生活はどんな感じ?宿題は?メリット・デメリットは? など

本記事ではそんな疑問にお答えします。

子供は幼稚園からフレンチイマージョンへ通っています。家では日本語、友達との会話は英語。学校での教育はフランス語とトライリンガルを目指している方の参考になれば。海外生活している日本人は子供の日本語教育が大きな悩み。その中、第3言語(フランス語)なんてやって大丈夫なの?と不安もありますが、このブログで進捗報告や長所と短所をご紹介します。

フレンチイマージョンってなに?

カナダの公用語は英語とフランス語。この文化をサポートするために学校教育をフランス語で受けるシステムがあります。私の住んでいるブリティッシュコロンビア州は幼稚園(キンダガーデン)から始まるアーリーイマージョン(Early Immersion)とグレード6(6年生)から始まるレイトイマージョン(Late Immersion)に分かれる。ブリティッシュコロンビア州のフレンチイマージョンに関する情報はこちらを参考に。子供はアーリーイマージョンから通っていますが、入学するには申込みが必要で抽選に当たらないと入れません。ダメ元で申し込んだら当選!ということで幼稚園からフランス語教育がスタート。兄弟姉妹がいる家庭は優先的に入学できるので下の子供は申込みの必要なし。

先生との会話(幼稚園 キンダガーデン)

全てフランス語。幼稚園の1年目は先生が何を言っているのか分からないと言っていましたが(自分も高校に入学したときもそうでした)、フランス語というよりも新しい友達ができ、遊びに行く感覚で学校に通っていました。しかし、数ヶ月経つと先生の言っている事もだんだんと理解できるようになり、フランス語に耳が慣れてきたというレベルで幼稚園生活は終わりました。宿題はなく、先生がフランス語で喋っていて良く分からないけど、友達にも会えるし、休み時間は外で遊び、楽しかった!というイメージ。

親と先生との会話

フランス語が喋れる人以外は基本英語。しかし、ラッキーなことに子供のグレード1の先生は日本に住んでいたこともあり、日本語が少し喋れます。余談ですが、先生の話を聞かないでウロウロしていた時にいきなり先生から「カーベットに座りなさい!」と日本語で指示されてビックリしたと話していました(笑)

何を勉強しているの?

幼稚園では年1回ある先生との面談と子供が親に学校で何をやってきたのかを紹介してくれる機会があり、授業内容はフランス語の歌を歌ったり、クラフトをしたりと、まずはフランス語の環境に慣れる期間というイメージ。グレード1(1年生)の先生はブログを通じて教育内容や子供たちが書いた絵などをアップしてくれるので新しい記事がアップされると通知が届くのでそこでチェック。その他にもリーディングの宿題があるのでそのオーディオブックのリンクがブログにあり、そこで本を見ながらオーディオブックで発音を確認することもできる。その他にもオススメのアプリや学校で使っている算数のアプリがあるので、そのリンクが掲載されています。

宿題は?

幼稚園では宿題はありませんした。グレード1(1年生)からリーディングの宿題があり、1週間〜2週間おきにフランス語の本を2冊持ち帰り家でリーディングの勉強をします。その際に先生がアップしているブログにオーディオブックがあるのでそれを聞かせながら読んで、最後はオーディオブックなしで読めるようになるまで練習します。

授業参観

幼稚園では日本で言う授業参観はありませんでした。しかし、生徒が親に自分がやってきた勉強の成果を披露する場があります(Student-led conferences)。その目的は3つ。

 

1.自分の進捗状況をあなたに報告する責任を負う

2.彼らが生産する仕事とその仕事の質に責任を負う

3.彼らが学校で取り組んでいる多くの学習活動の一部を見せる

student-led conferencesで子供は:

•ワークサンプルをあなたと共有する

•最近学んだスキルを示す

•進行状況についてコメントするように依頼する

•教室の案内をする

幼稚園でしか経験していませんが、書いてあるほどフォーマルな場ではなく、カジュアルに先生のいる前で親に事前に準備した内容を教えてくれるイメージ。学年が上がっていけば内容も充実すると思います。

家庭訪問?

親が学校に行って先生と子供について話す機会があります(Parent-teacher conferences)。時間は約20分。学校で学んでいる資料を先生から見せてもらう。長所・短所の確認。どうやったら長所を伸ばせるのか。短所の改善方法を先生と話す機会あり。

通知表

通知表は英語ではProgress Reportと呼ばれ幼稚園では年3回届きました(12月、3月と6月)。通知表の構成は最初に子供の総評と授業に対する取り組みや生活態度などが書かれています。数字による評価はなく、フランス語の理解力など14項目について3段階評価、AはApproaching/Minimally meeting expectations。MはMeeting Expectations。EはExceeeds expectationで評価されます。書かれている言語は英語。

フレンチイマージョンの短所

英語ベースの環境でフランス語を学ぶのでフランス語と英語が混ざって話しても通じちゃうのでフランスでは通じないのでは?という不安あり。先生からは英語力は友達と話す程度の英語力しか身に付かないので家で英語の本を読んで語彙力をつけるようにとアドバイスされました。フランス語、英語、日本語と3つの言語をバランスよく学ぶには親のサポートが大切です。

サポート

フレンチイマージョンに通わせる親の会というNon-Profit Organization(Canadian Parents for French)があり、親同士の交流やリーディングプログラムなどのサポートがある。年間費は$25。3年間で$60。加入していませんが、もう少し調べて分かった情報は後日アップします。

余談

カナダの学校は教科書がない。筆記用具や筆箱も持参しません。全て学校にあるので親が用意しなくて便利。日本だと学校にプールがあって、水泳も教えてくれますが、カナダの学校にはプールがありません。水泳は別途、スイミングレッスンに通わせる必要あり。休み時間は雨でも子供は外で遊びます。それとランチは弁当持参か学校でランチを購入。学校のランチはピザや寿司などあり、毎日食べてると栄養に偏りがありそう。それと1食$7ぐらいなので割高。日本の学校と比べると弁当のクオリティーは低くても大丈夫なので親の負担が少ない?

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