5歳から教えるお金の勉強

子供にお金の大切さを教えたい方。 どうやったらお金の教育を子供に伝えられるのか? など

本記事ではそんな疑問にお答えします。

この記事を書いている人は2人の子供がいるお父さん。

 

クリスマスが終わり、サンタからのプレゼントに最近飽きてきたのか、日本にいるバーバやジージからのプレゼントはないかとねだってきました。

 

今までもらったプレゼントのオモチャもいっぱいあり、もらっても直ぐに飽きるので本当にもったいない。

オモチャがいっぱい増えるとかさばるし。。。そんな時は子供にお金の勉強をさせましょう。

 

継続と我慢

モノを買うにはお金がいる。

 

当たり前の話ですが、お金の勉強をさせてみようということでまずは毎日継続して何かをやり遂げる。

そしてそこで得た対価(お金)を貯金して何か自分の好きなモノを買う。という流れを教えてみることにしました。

 

では、どこから始めよう?と考えているといつも家で飲んでいるビールとワインの空き缶と空き瓶を思い浮かびました。

 

カナダではリサイクルを促進させることを目標に空き缶や瓶に酒屋に持って行くと1L以下の缶・瓶なら一つ10セントくれます。1ケース24本入りのビールなら2ドル40セント。子供にとってはゲーセンでゲームができたり、お菓子が買える金額。

 

最初は酒屋近くにある車のゲームができるモールで1回50セントのゲームをやらせていましたが、欲しいものがあればそれを我慢して貯金させることを覚えてほしいので少し金額が高めのモノを目標としてそれに向けて貯金させることにしました。

 

しかし、ルールはパパとママが飲むお酒の空缶・瓶は自分のお金にしてはダメ。

あくまでも自分で探した缶・瓶に限る。

 

お金の種類を学ぶ

カナダには5セント。10セント。25セント。1ドル。2ドル硬貨がある。

大きさも違い硬貨の裏表に描かれている絵も違う。

まずはそれを覚えさすことにしました。

 

セントとドルの違いが最初は分かりにくかったようですが、今ではその違いも理解し、硬貨を見せただけでその金額を言えるようになりました。

 

覚え方も色々。

 

もちろん数字が書かれているので数字を見て覚えるのですが、それ以外にも硬貨に描かれている絵を見て覚えると覚えやすいようです。

 

ちなみに5セントには水辺にいるビーバー。

10セントは帆船。25セントはカリブー(トナカイ)。1ドルコインはアビという鳥。

2ドルコインはポーラーベア(白くま)。

 

足し算を学ぶ

これは時間がかかりました。

 

例えば24本入りの空き缶を酒屋に持っていくと2ドル40セントくれます。

そうすると2ドルコインと25セントが一つ。そして10セントコインと5セントのコイン。

 

これを足すと2ドル40セントになるという計算は5歳の子供には難しい。

繰り返し同じことを説明して覚えるしかありません。

 

とにかく根気よく継続して教え続けているとそのうちに覚えてくれました。

そして、毎回増えるお金を足して今いくらあるのかを計算するのも教えましたが、これもとにかく時間がかかる作業なので、根気よく繰り返しながら教えていきましょう。

 

合計金額は紙に書いて、目標としているモノを買う金額を書き、後いくら必要なのか書き留めておきました。

 

英語で算数の勉強をさせたい方はこちらのアプリがオススメ。

子供が学校で使っています。

 

Splash Math

 

財布とお金

空き缶を集めて、換金したお金は財布に入れて管理します。

その際、財布の重要性を教えました。

 

ある日、財布をもって酒屋に行き、その後スーパーで買物があって寄り道をしたのですが、そこで財布を落とした!

 

今まで集めたお金が入った財布をなくし、スーパーにいた店員さんが外まで追いかけてくれて財布を渡してくれました。

その経験があったのか、財布の管理には慎重になり、必要のないときは財布を持って外に出ないということを覚えてくれました。

 

目標までにやる仕事

目標金額を達成するには毎日いくつの缶・瓶を集めなければいけないのか。

 

目標金額から10セントを割って必要な缶・瓶を計算して無理のない数の缶・瓶を毎日集められる数字を考えます。

そしてそれを目標にして毎日子供と缶・瓶を探す。

 

幸いマンションにあるゴミ置き場にリサイクル箱があるのでそこから1日2個を缶・瓶を探してきました。

 

お金が増える喜び

回数が増えてきてお金も増えてくると今あるお金でゲームだったら何回できるのか。

お菓子なら何個買えるのかを教えました。数が増えると楽しくなるのか、もっと貯めたいという欲求が生まれてきます。

そうすると我慢して毎日缶・瓶を探しに行くという気持ちが芽生え、やる気に繋がる。

 

銀行口座を作る

ある程度お金が貯まってくると自分の銀行口座を作らせてお金を貯金させます。

そこで利子という意味を教えました。

 

カナダのセービングアカウント(普通預金口座)は日本より金利が良いので(0.05%ぐらい)、微々たるものですが、利子でお金が増えることを教えます。

 

モノを買う喜び

そして最終ステップ。

 

貯金してきたお金を下ろして目標としていたモノを買います。

買うモノですが、なるべく形として残るモノがベスト。

 

お店に実際に見に行って買い、それを毎日見れる環境があるとありがたみが違います。

息子の場合はカーズやホットウィール(アメリカのトミカ)、モンスタートラックの車が価格も安くて目標を直ぐに達成しやすくなる。

それ以外はスパイダーマンやスターウォーズのフィギアなど。

 

まとめ

私は子供の時にお金に関する勉強は一切しませんでした。

 

親から教わったこともありませんし、学校で学んだこともありません。

そして、学生になりバイトしてお金を稼ぐことを覚え、社会人になって給与を頂くようになり、お金の価値とお金を稼ぐために必要なノウハウやスキルを覚えました。

 

しかし、それでは遅いような気がします。

それまでにお金についての基礎知識やお金を稼ぐことの意味と楽しみを子供に教える。

 

そして学費のことや自分のほしいモノを自分で手に入れる方法を自分で考えられる人間に育っていくと期待しています。

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