本記事ではそんな疑問にお答えします。
想像していたイメージとギャップにビックリする前に参考になれば幸いです。
この記事を書いている人はカナダ在住歴20年のお父さん。日本でも8年間ぐらい日系と外資系でサラリーマンやっていました。現在はカナダ、バンクーバーにある現地企業で働いています。MOSAICのメンター。
責任、役割、自立、向上心
カナダだけではないですが、外資系企業では仕事の役割が明確で高い責任感が求められます。そのため、自分の役割を明確にし責任も持って達成する必要がある。自分で考えて行動。他人には頼らず、自立心がないと成果がでません。自分で考えて行動するには新しい知識や情報を手に入れる必要があり、向上心が高く、自ら進んでセミナー、異業種交流会、ステップアップの為に学校に通うなど知識とネットワークを広げようとしています。
とにかく結果が求められるので効率よく達成するために日々頭を使わなければなりません。ミーティングでも何をいつまでに誰がやるのかが決まればときには30分以内でミーティングが終了。無駄にダラダラと会議はしません。とにかく効率を求められ、転職する際に面接でも自分の推し進めたプロジェクトでプロセスを◯◯分を短縮されたと数値で効率化を達成した事例などはとても評価されます。
コラボレーション
それともう一つ大事な事はコラボレーション。これは個人プレイが多い中、いかに他部署と連携して仕事ができるのかが重要になり、協力しながら自分の責任範囲をこなせるのかがカギ。
労働時間
労働時間はバラバラ。9時〜17時（くじごじ）で帰る人もいればそれ以上働く人も。責任に比例して労働時間が増えるイメージ。責任が低いポジションでも向上心があって出世したい人は長時間労働をしている人も。カナダで働いているからみんな早く帰るとは限りません。しかし、労働時間が長いと効率よく働くには違いがあります。日本人は細部に注意し丁寧な仕事をしている方が多い＝長時間労働というイメージですが、効率を重視するカナダでは効率良く多く仕事をこなしているので長時間労働という感じ。
リモートワーク
日本と比べると在宅やリモートワークを取り入れている会社が多いと思います。リモートワークはタイムマネージメントが重要。家で仕事していると集中できない人には向いてないかもしれません。上司が同じ町に住んでいないことも良くあり、仕事の進捗はテレビ・電話会議やメールでの報告のみ。細かい指示がなく、全体の流れを説明し、方向性に対するアドバイスがある程度。報告する際に注意したいのが、長々と方向のメールを書いても上司も忙しいので読んでいないことが良くある。報告は簡潔にまとめてチャットか電話でフォローしよう。
報告
STARという報告方法があります。これはSituation, Task, Action, Resultの頭文字をとった意味。メール本文にはまずSituation（状況）, Task（課題）, Action（行動）, Result（結果）とサブタイトルを付け、その項目にそって報告したい内容を説明（箇条書きだと分かりやすい）。承認がほしい時は最後にASKと太文字でハイライトすると相手に伝わりやすい。細かい事を書きすぎると読んでいる人に的確に意図が伝わりにくい。報告にはSTARを意識すると良し。
ワークライフバランス
ミーティングの断りにこの時間は歯医者に行くからダメと言われたりします。日本だと就業中に歯医者行くか？と思われますが、良くあること。子供の送り迎えやファミリー優先で仕事をしているイメージ。しかし、上司やトップダウン（社長や事業レベルのプレジデント）の指示がでると全てを投げ出して夜遅くまで働くこともある。戦略も原状と理想のギャップ、そして大人の事情でコロコロ変わる場合もあるので、柔軟に対応しましょう。
交渉力
仕事だけでなく全て交渉の国。思った以上に交渉すると条件が変わります。まずは交渉してみましょう。しかし、交渉する際は理由が必要なのでその理由をしっかり考えておく必要あり。
まとめ
カナダの企業で働くには新しい価値観のもとその文化に馴染んで仕事ができるのかが重要。アメリカと比較するとカナダは企業数が少ないこともあり、グローバルに展開している企業やカナダ資本の大手だと、社員の勤続年数が長い傾向がある。新卒で採用され、そのまま出世してVP（バイス・プレジデント）レベルのリーダーになることも。アメリカと比べ、選択肢が少ない。グローバル企業のカナダ本社はトロント周辺にあり、人事・財務・マーケティングなどは本社にある。
カナダで働きたいと考えている方は新しい価値観を理解し、ぜひチャレンジしてください！海外への転職はJAC Recruitment。
